第22号 2010年 川上(かわかみ) 雅弘(まさひろ)会長挨拶
今後の近畿・大社会について

 昨年来、小村会長が引き続き入院治療のため不在の中、会長代行として会務を総括してまいりましたが、先般、ご家族を通じてご勇退の意向が伝えられ、 急遽、顧問・幹事会において会長就任の推薦を受け、本総会で承認、選任をお諮りすることになっております。
 昭和63年(1988年)本会創立以来、幾多の困難を乗り越えて20余年にわたり会長を務められ、今日の隆盛の時代を築きあげられた小村会長のご功績と献身的なご尽力に対しまして、ここに改めて深甚の謝意と敬意を捧げる次第であります。
 さて、改めて本会の設立の主旨であります郷里出雲市大社町出身者およびその縁に繋がる者同士の親睦を図り、合わせて郷里出雲市の発展と活性化に寄与することを念頭におくことはいうまでもありませんが、 今後の運営の基本方針としましては、会員相互の親睦を図ることが第一義であり、本当の意味での「会員のための近畿・大社会」にすることを目指していく所存でございます。 これを縦糸にして、郷里出雲市はじめ、近畿地区島根県諸団体との友好、交流を横糸にして、バランスのとれた会にしていきたいと考えております。
 具体的には、今後、折に触れて会員の皆様のご意見、ご意向をよく汲み取り、活発な意見交換ができる風通しのよい会にし、また、会の若返りを図るために役員構成や任期の見直しなどいろいろ施策を講じていくつもりでございます。
 今回は、総会開催まで少ない日数しかありませんでしたので、会則の改正も部分的な範囲に止まりましたが、追って提案し、お諮りしていきたいと考えております。
 このような運営方針のもとに会の更なる発展を期して出来る限りの努力を傾注していく所存でございますので、会員の皆様のご協力ならびに郷里出雲市および関係諸団体のご指導とご支援をお願い申し上げます。
 ひとつ付け加えますと、今年の会報は、会員名簿を兼用することはこれまで通りですが、編集者の提案で、新しい試みとして、これまでの定例的な報告記事のほかに大社町の古い写真などを掲載し、紙面の刷新を試みております。 ご高覧のうえ、更に魅力ある会報作りのため新しい提案やご意見をお寄せ下さい。