第10号 1998年 田中 和彦町長挨拶
田中町長の写真
多彩な交流舞台を活かした、魅力ある町に・・・

 近畿・大社会に皆さんこんにちは。
 発足以来、多くの役員等の皆様方の努力の甲斐あって、昨年は、10周年という大きな節目の年を迎えられ、関係の皆様方に対し敬意を表しますとともに、ふるさと大社町として心強く思っているところであります。今年は、その節目を越えた新たなスタートの年〜近畿・大社会のますますのご発展をお祈りします。
 さて、私事ではございますが、先の4月の町長選挙におきまして、町民の皆様をはじめ、各方面からのご声援、ご支持をいただき、無投票当選の栄に浴し、引き続き町政を担当させていただくこととなりました。 このことは、私にとりましてこの上ない光栄でありますと共に、改めて身の引き締まる思いがいたしております。どうか、今後とも変わりませずよろしくお願いいたします。
 私は、2期目を迎えるにあたって、住んでよく、訪ねて楽しい彩り豊かな結いの郷・大社の更なる発展のため、町民の皆さんに信頼される町政、町民参加の開かれた町政を基本姿勢に置き、広い視野にたって、 大社町の持つ悠久の歴史と文化、豊かな自然と心、貴重な人材を十分活かしながら、目前に迫った21世紀を展望した新たな町づくりの指針である総合振興計画『恋する町大社』のもとに、まちづくりの基本概念である ”定住と交流” の推進に向け全力を傾注してまいる所存であります。
 私はこの4年間『文化をはぐくむいきがいのあるまちづくり』を基本目標に、高齢・少子化に対応し、ゴールドプランに基づき着実に福祉施策の充実を図るとともに、ケアリゾート大社整備構想により観光、福祉、医療一体となった地域福祉の総合的発展を目指すとともに、 新しい総合振興計画を一つ一つ具体的に実践すべく、エンゼルプラン、生涯学習計画を策定したほか、今年度、女性行動計画策定にも取り組んでいき、計画的な施策展開をしていくこととしています。
 また、生活文化拠点ともいうべき、『燦プラザたいしゃ(自然学習せんたー)』を整備するとともに、永年懸案であった『文化会館・図書館』の建設工事も、11年秋オープンを目指して着々と進捗しております。
 一方、『にぎわいともてないの心のあるまちづくり』の一環として、地域の特性を活かした交流舞台づくりを進め、既存の交流舞台に加えて、新たに鵜鷺森林公園、浜遊の森(漆原)を整備し、また、県においても浜山公園の整備拡充に着手され、 いよいよ出雲大社、日御碕、浜山公園など島根県を代表する《自然と文化とスポーツの交流舞台》の更なる整備をしていくことにより、島根の顔としての大社町の全町公園化への一歩一歩がしるされていくものと確信しております。
 いずれにいたしましても、古代から中世、近世、近現代と全歴史を通じて出雲ひいては島根を代表し、「交流の町」としての発展してきた歴史を学ぶとともに、新たな交流を呼び起こす町民総参加の町づくりで大社交流時代を拓かねばと思っております。
 どうか、近畿・大社会のみな様!ふるさと大社の活性化にむけ、今後とも変わらぬご支援とご協力をお願いいたしご挨拶といたします。