第14号 2002年 田中 和彦町長挨拶
田中町長の写真
おおいなる飛躍をめざして

 近畿・大社会の皆さんこんにちは。
 今年も近畿・大社会の総会が多数の皆さまのご出席のもと、盛大に開催されますことに、衷心から敬意を表しますとともに心よりお祝い申し上げます。
 また、今年の総会は創立15周年の記念総会ということで、小村会長をはじめ会員の皆様の世紀をまたがるこれまでのご尽力にたいしまして改めて感謝と敬意の念をを表するとともに、これを契機といたしましてますますご盛会と飛躍を祈念いたします。
 さて、私ごとになりますが、この4月に町民の負託を受け、いよいよ三期目の町政を担当することになりました。
 町長就任以来、一貫して「町民が主役」「町民参加のまちづくり」を町政運営の基本とし、町政に取り組んできたところであり、その基本的な姿勢と政治理念に基づいて、町政1期目である平成7年度に策定した総合振興計画・恋する町大社を基本目標として、 21世紀を展望した新たなまちづくりに向け、各種施策の積極的な展開に努め、大社町の発展、町民福祉の向上に尽力してまいりました。
 二期8年の成果をさらに未来に向かって大輪の花として仕上げるために今一度初心に帰って、これまでの経験と培ってまいりましたネットワークを活かし、引き続き町民の皆様のご理解とご支援を賜りながら、今後とも将来を見据えた本町のまちづくりに誠心誠意、最大限の力で取り組んでいく所存であります。
 皆様も御承知のように、町では、出雲大社境内遺跡からの巨大柱の発見、県立歴史博物館の平成18年度完成予定をうけ、今、新たに大きなまちづくりの契機と位置付け、「歴史と文化を活かしたまちづくり」の本格的展開に向けて、新しい一歩を踏み出そうとしております。
 また、市町村運営が大きな変革期を迎えている中で、これからの数年間で待ったなしの最重要課題となっている「市町村合併」については、五月いっぱい町民座談会を開催し、広く意見を聴取してきたところであります。 合併は「百年の大計」ともいえる大きな問題であり、行政・議会・住民の三位一体となった取り組み、他市町村との信頼関係にもとづく共同研究・検討などプロセスを大事にしながら積極的に取り組む決意であります。 二市五町・出雲圏域のシンボルづくり・大社の魅力づくりへ大きなる飛躍の時を迎えております。と同時に、広域行政を踏まえたときに、それぞれの地域の創造的なコミュニティーが求められています。
 町民の情熱がまちをつくり、住民の活力がまちの魅力を生み出します。そして、大社町を故郷とするたくさんの人々の故郷への愛着と郷愁が大きなエールとなり、力にかわります。
 時代の大きな変わり目、節目にあたり、小異にこだらわず大同を求め、まさに老若男女・世代・地域を越えたまちの人材、総力を結集し、「島根の顔づくり」にふさわしい力強いまちづくりを進めていきますので、皆様方の今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。