第27号 2015年 長岡 秀人 出雲市長挨拶
長岡市長の写真
都市からの人の流れを引き寄せ

定住の地として選ばれるまちへ

 本日ここに第28回近畿・大社会が開催されるにあたり、心からお祝い申し上げます。近畿・大社会の皆様におかれましては、ふるさと出雲への思いを胸に、日々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 昨年も一昨年に引き続き、出雲が全国の注目を浴びた一年でした。昨年10月の高円宮家の典子さまと出雲大社権宮司の千家国麿さまの結婚式は、「縁結びのまち 出雲」を大きくPRする出来事であり、当日もお二人を祝福しようと多くの市民や観光客が集まりました。 また、本市出身の2人の映画監督がそれぞれ、出雲・島根を舞台にした映画製作に取り組まれています。この2つの映画を通じて、出雲の魅力が全国・世界へ発信されることを期待しています。
 さて、昨年、日本創成会議が発表した「消滅自治体リスト」は衝撃的でした。本市においても人口減少は避けられない問題であり、定住人口増加策は大きな課題です。
 本市には、豊かな自然と歴史、優良な農地と多くの漁港、製造業や医療・福祉施設の集積、県内一の観光地を有するとともに、 3世代同居や子どもの見守り活動など、子どもから高齢者までが関わり合い、支えながら暮らし、家族や地域の絆が大切にされている強みがあります。
 これらの強みを生かしながら、「縁結び」や「神在月」など出雲ブランドと「出雲暮らしの良さ」を全国へ情報発信する「出雲シティセールス事業」を引き続き実施し、 都市から人の流れを引き寄せ、定住の地として選ばれるまちづくりをめざしてまいります。
 また、「日本の心のふるさと出雲」へのご寄附につきましても、毎年多くの会員の皆様方にご協力いただき厚くお礼申し上げます。 今年度は、お礼の特産品の品数を増やすとともに、新たに人間ドックや豪華旅館宿泊などを盛り込んだ旅行商品も加えましたので引き続きよろしくお願いいたします。
 本年3月の出雲市合併10周年記念式典では、近畿・大社会の長年にわたる郷土出身者を応援する活動に対し、功労表彰させていただきました。 近畿・大社会のますますのご発展と会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。