第29号 2017年 長岡 秀人 出雲市長挨拶
長岡市長の写真
「出雲」ブランドのアピールで

住みたい出雲 住み続けたい出雲

 ふるさと出雲、そして大社への想いや絆を大切にし、活動を続けられている近畿・大社会の皆様におかれましては、日々ご清栄のこととお喜び申しあげます。
 このたびは、大きな節目となります第30回総会が開催されるにあたり、心からお祝い申しあげます。 皆様の郷土を想う活動が長きにわたり継続されていることに対し、心から敬意を表する次第です。
 JR西日本の豪華列車「トワイライトエクスプレス端風みずかぜ」が、6月から運行を開始されました。 上質さを演出した「端風グリーン」の車体に金色のエンブレムとラインを配した「端風」は、出雲市駅にも立ち寄ることになっています。 立ち寄り観光スポットとして、出雲大社が紹介されており、乗客の皆さんに出雲ならではのおもてなしの心でお迎えしたいと思っています。
 市では、縁結びをキーワードに、大社町地内「真名井の清水」の近くに設置している「ご縁ポスト」や市役所内にある結婚の思い出づくり「ご縁結び処」の活用等、 様々な媒体を通じて出雲の魅力発信を行う「シティセールス事業」に取り組んでいます。
 その一つとして、5月20日から、本市出身の映画監錦織良成氏による映画「たたら侍」が全国公開中です。 戦国時代の島根県東部地方を舞台に、錦織監督としては初の時代劇となっています。 この映画は、第40回モントリオール世界映画祭のワ−ルド・コンペティション部門で「最優秀芸術賞」を受賞され、大変注目されているところです。 映画のヒットとともに、この映画を通じて出雲の魅力が全国へ発信され、出雲への来訪者が増えることを期待しています。
 また、昨年12月には、市内各地で人気婚活番組「ナイナイのお見合い大作戦」の収録が行われました。 公開収録には、全国から集まった未来の花嫁を約2,000人の市民と神楽、吹奏楽、太鼓など出雲らしい趣向で歓迎しました。 この番組は、1月に全国放映され、「縁結びのまち 出雲」をアピールすることができました。
 さて、一昨年10月に実施された国勢調査では、本市の人口が平成22年の前回調査と比較して、453人増加の171,938人となり、島根県内で唯一の人口増加を果たしました。 雇用創出や定住促進の取組、シティセールス事業などによる「出雲」というブランドをしっかりアピールしたことで、出雲の暮らしやすさが、総合的に評価されてきた成果であると受け止めています。
 そして、「日本の心のふるさと出雲」へのご寄附につきましても、毎年多くの会員の皆様方にご協力いただき、昨年度の寄附額は過去最高となりました。 今年度も、旅行商品を含めてお礼の特産品の内容、品数をさらに充実させておりますので、引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、近畿・大社会のますますのご発展と会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげ、あいさつとします。