第17号 川上 達朗 (常任幹事 西立小路)
川上達郎写真
野球あんちゃんたち

 春のセンバツ、夏の甲子園から大社高校の名が消えて久しい。その季節、気持ちの中のすきま風を感じながら、いつも思い出すのが子供のころのこと。 最高の遊び場が社高グランドで、当時監督のオヤジ(滝郎)に毎日のように連れられた。私のお目当ては練習後である。ヘトヘトになった高校球児たちが、遊び相手になってくれた。 時にはお説教ありお目玉も飛んできたが、みんな「社高野球マン」が誇りで、私にとっては自慢のあんちゃんたちだった。おつき合いは今も続いている。日刊スポーツに入社、お世話いただいた小村会長。 大社の手銭さん、幸吉っつぁん、勇ちゃん。野球記者として全国を飛び回っていたころは、広島に出雲そばの吾郷さん、福岡には光四郎さんとトオシ兄やん。いつどこでも大ドンチャンの輪を作っていただき、いま、いくら感謝してもしきれない思いです。 斐川郡大社町はピリオドを打ちましたが、近畿・大社会は「永遠に不滅なり」(会長宣言)。野球あんちゃんたちと私も、またしかり。 いつしかその後輩たちが甲子園へ駒を進め、アルプススタンドを埋める近畿・大社会の応援団のなかにあんちゃんたちもいたら・・・「オラ、幸せだなぁ」という思いが駆け巡る、今日このごろです。

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