第10号 久保田(くぼた) 協一(きょういち) 顧問 馬場
久保田写真
第二のふる里西宮

 終戦の翌年3月。台湾から復員して間もなく上京。社会人としての「第二の人生」を踏み出して昭和41年に大阪へ。そして西宮に住んで24年。いまではすっかり第二のふる里気分を満喫しながら、生涯学習に挑戦しています。
 ふる里といえば、大社駅ができたのが大正13年2月。奇しくも私の誕生年月と同じ。人生の発着点でもあったこの駅は戦時中、日の丸と歓呼の声に送られて出陣した思い出のメモリアル。 また、あの甲子園は私とともに誕生しており、しかも西宮市内には大社町という、ふる里と同じ町名まで存在している。
 阪神淡路大震災直後には、郷土から同町への救援物資が贈られた。その縁で両中学生による親善野球も展開された。また、出雲大社のご祭神に縁深い広田大社や西宮神社も近くにあり、大社会の会員も22名もいらっしゃる。まさしく第二のふる里に相応しい環境である。
 「広報たいしゃ」で、ふる里の近況を知り「大社フェア」や「交流会」で、新しい息吹や力強い支援を感じる。21世紀に向けて皆様の幸せを祈り、「第三の人生」出雲大社分院でのご奉仕に励んでいるこの頃です。

リターン