皆様をお迎えして 天神祭りが近づいてくると、後を追うようにして、近畿・大社会の出番が訪れて参ります。さぁ、始まるぞと、身構えも十分なのに、開会当日の時刻が参りますと、なにかしらうろたえてしまう私。 開場一時間前なのに、早くも一番乗りの会員様の到着。ご丁寧にお迎えするまではいいけれど、待ちかねたように、どっと押し寄せる人の波に気後れしたように、あの平常心もどこへやら、何時しか嬉しい悲鳴を上げてしまう私・・・。 頂点に達した頃になると、ふるさとからは、吉兆さんの大太鼓やお神楽の衣裳等を満載したイベントの主役連の到着です。そしてその間隔を縫うようにして、ご来賓のお迎えです。毎年、繰り広げられる慌ただしい受付風景・・・。 そういえば、大祭礼が賑わった頃を思い起こします。暗くて貧しかった時代に生まれ育ったのに、私の記憶の中の大社町は、人々が溢れ活気に満ちていました。 いま、大社町は、巨大柱の発掘や歴史民族博物館誘致に成功するなど、大きな喜びに包まれていることでしょう。 これを追い風にして、再びあの輝きを摂り戻して欲しいと、お祈りしながら、本年もまた、喜んで皆様をお迎えしたいと、気分を新たにしているところです。 |