第11号 杉原(すぎはら) (きよし) 顧問 唐島
杉原写真
ふるさと大社への思い

 昭和27年、大阪府庁に勤務してからのふるさとは、子供時代の荒木村と大社中学時代の思い出が中心となる、単なる懐かしさだったような気がします。
 しかし、昭和54年6月、ご縁があって、くにびき国体の準備に入った島根県の土木部長として就任。3ヵ年、悪戦苦闘しながら、なんとか関連事業を終えて、隣の広島県に転任したこともあって、 いまでは、懐かしさを通り越して、島根県のなかの大社、西日本の大社と、その思い入れは、年々、強くなっています。
 赴任してすぐに、千家宮司さん、竹内町長さんを始めとする、町関係の主だった人や、社中同級生の皆さんからも歓迎の宴を開いていただき、その時の激励はいまでも、感謝の念とともに、心に強く残っています。
 大坂では、長く下水道に関連したこともあり、湊原の処理場用地買収に成功したことや、浜山運動場への国体関連道路の完成で、国道431昇格となり、大社が幹線道路のネットに入るなど、 重要な仕事に関係ができて、ふるさとへの思い入れは、益々強くなりました。
 いまは、ただ、大社町の発展を祈るばかりです。

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