第17号 和田 雄次(顧問 朝日町)
税関勤務時代の思い出

 神戸税関に就職したのは、今から五十四年前の昭和二十六年四月のことです。爾来三十八年に渉りお世話になりましたが平成元年に退官、関連企業の山根運輸に奉職。 同十四年、支店長を最後に退職するまで、税関マンとしての仕事で得た教訓や、第二の就職先で養った経験は何物にも代え難いいい思い出となりました。特に、出会った人々との交友はいまもなお続いています。
 想い出といえば、税関には大社高校出身の先輩や同僚が多かった関係上、税関内での「いなさ会」が結成されており、年一度の忘年会や一泊旅行には欠かさず出席したものです。 四十年代の高度成長期に伴い貿易が拡大、税関でも増員が続き、母校以外の出身者も増えたために今では「出雲会」と名称も変わっていますが、出雲弁丸出しでの会合は実に楽しく旧交を温めています。 近畿いなさ会にもちぃちょい出席をしていた関係上、大社会にも顔を出すようになり、顧問を引き受けて二年が経ちました。
 本年の総会は新出雲市の誕生と町内の馬場同志会が「しゃぎり太鼓」で出演するので、殊の外、力が入ります。皆様とともに大いに楽しみたいものです。

リターン