第24号 2012年 川上(かわかみ) 雅弘(まさひろ)会長挨拶
創立25周年記念総会にあたって

 今年は本会の創立25周年という節目の年を会員の皆様とともに迎えられご同慶の至りに存じます。創立以来約20年にわたり、会長を務められ、今日の隆盛の時代を迎える基盤を築いてこられました小村多一最高顧問に改めて感謝の念を捧げる次第でございます。 その後を引き継ぎまして、更なる拡充発展を期して、会員の皆様の要望を聞きながら会員のための近畿・大社会にしていこうという方針のもとに諸施策を講じてきたところでございます。 その中で、特に新しい会員の勧誘と役員の新陳代謝を図るために若返りを念頭に置いて、運営してまいりました。 私自身も会長代行1年、会長1期(2年)を努めてまいりましたので、ここで会長を交替することにいたしまして、本総会でご承認をいただくことにしております。
 さて、この記念総会に際しまして、記念品として「天保杵築惣絵図」の縮小印刷版を皆様にお配りすることといたしました。これは出雲大社宮司 千家尊祐様のご所蔵の絵図で、 趣旨をお話し、お願いいたしましたところご快諾いただき、特別のご厚意で原版データを拝借して作製したものでございます。皆様と一緒に感謝いたしたいと存じます。
 ご承知のように本会は郷里出雲市大社町出身者と同町に少しでも縁のある者同士の親睦を図ることと郷里の発展と活性化に貢献することを目的としておりますが、 参加会員も増加の傾向が見えてきておりますし、特に近畿出雲市ふるさと連絡協議会も新たな体制で軌道に乗りつつあり、近隣ふるさと会との交流も順調に推移しております。 また、今年は古事記編纂1300年を記念して古代出雲歴史博物館区域での「神話博しまね」や京都国立博物館での特別展覧会「大出雲展」、それに近畿島根県人会創立50周年記念事業として記念式典や多くの催し物が大阪ビジネスパークで計画されております。会としましても、いろんな形で協力していきたいと考えております。
 出雲大社御遷宮関連御修造も順調に進捗しており、来年5月には本殿遷座祭が行われる運びになっているとお聞きしております。 本会としましても御奉賛の意を表したく、引き続き本年も会員の皆様にもご芳志を賜りたいと存じております。
 更に出雲市への応援の一環として「ふるさと納税」もできる範囲で協力していきたいと考えておりますのでご理解、ご協力のほどお願いいたします。