第10号 1998年 小村(こむら) 多一会長挨拶
小村会長写真
あいさつ

 第11回総会を開催するにあたり、ひとこと、ご挨拶を申し上げます。昨年の創立10周年総会には、皆様方のご協力によりまして、盛大なる記念総会となりましたし、 本年も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜り、再び盛会裡に挙行できましたことを、改めて、感謝申し上げます。
 それにしても、こうして皆様方のお元気なお姿を拝見しまして、皆様方とともに、生きている喜び、大社町で生まれ育ったしあわせなどというものをヒシヒシと感じている次第です。
 私ごとで恐縮ですが、故郷を離れて、はや半世紀。やがて古希の年代にさしかかりますが、こうして元気でお世話ができるのも、 一つにはやはり、望郷の念と、皆様方との楽しい触れ合い、語り合いの場を、何時までも持続したいという気持ちがそうさせるものと堅く信じています。
 本来なら、会長職も5期10年が過ぎましたので、ここらで後進に道を譲るべきだとの感慨も当然沸いてはいますものの、顧問・役員の皆様から『生涯現役で・・』との有り難い後押しもありますし、 ここは一番、もうひと踏ん張り、頑張って見たいと思っていますので、変わらぬご厚誼、ご支援の程、お願いします。
 さて、最近の世相は、政・官・財ともに不祥事が相次いでおり、世は正に不況倒産時代。失業率をはなんと4.3%にも上がると発表されています。 先般の参議院の選挙では自民党が惨敗するなど暗い話ばかり。まったくのところ嘆かわしい時代となりました。
 しかしながら、その暗い世相のなかにあって、近畿・大社会は健全な歩みを続けています。それは、なんといっても顧問・幹事が一枚岩となり、結束しているからです。なに人にも左右されない一本の筋が通っていることは、頼もしい限りです。
 大社会のつどいには、難しい話は無用です。皆様方とともに、楽しいひとときが過ごされれば、それで、充分です。年に一度『みんなで楽しむ大社町人のつどい』を、大いに楽しみましょう。そして、新しい21世紀を、ともに元気で、迎えたいものです。
 真夏の「ちゃんこ」の味も乙なものです。雰囲気を盛り上げていただく情緒豊かな「相撲甚句」などを聞きながら、どうか、ごゆっくりと歓談戴きますよう、ご祈念申し上げます。本日のご参加、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。