第16号 2004年 小村 多一会長挨拶 |
![]() 「不優 不惑 不懼」
ここに掲載している色紙は、元プロ野球巨人軍監督水原茂さんから戴いた「うれいず まどわず おそれず」と書かれた、わが家の家宝である。永い間、プロ野球の仕事に携わってきたから、そのたぐいの色紙や写真、サインボールの数は多いのだが、この色紙にかける思い入れは殊のほか強い。 もう、三十年も前の話になるが、あざやかに書き終えた水原さんは、おもむろに口を開いた。「人間とは弱い生き物なんだなぁ。長い間にはいろいろ思いまどうことや、行く末を憂うことがある。 なかなかこの言葉通りにいかないものだが、『こうありたいものだ』と心に刻んでやってきたからこそ、今の私があるんだ」と前置きしながら、さらに話続けた。 ![]() 思えば十七年前、近畿・大社会の設立を思い立って以来、この言葉をお手本に先頭に立って汗をかいてきた、それは一つの生活習慣のようなもので、少々ことではおそれなかったし、まどいもしなかった。むしろ楽しみながらのご奉仕だったように思う。 お陰様で組織は固まり、比類のない親睦団体に育ってきたと自認している。こうして本日もまた皆様とご歓談する機会がやってきた。盛況であればあるほど「創ってよかった」ことを実感しているが、 その原動力は、なんといっても郷土愛に燃える人々のご賛同、役員諸氏の結束力の賜だと断言できる。今後も初心を忘れずに「不優 不惑 不懼」の言葉をかみ締めながら、運営の任に当たりたいと思う。 それは ”近畿・大社会は永遠に不滅なり” の道に通じるものと堅く信じているからである。 |