第26号 2014年 若槻(わかつき) 宏之(ひろし)会長挨拶
「おもてなし」と「ふるさと会」

 昨年度、出雲大社は60年振りとなる「平成の大遷宮」を迎え、全国津々浦々から参拝客の方々が「出雲」へ「出雲」へとお越しいただきました。
 出雲市の広報によると、出雲大社への参拝客は804万人で、なんと前年の2、3倍もの数字です。これも島根県、出雲市の観光PR、キャンペーン、奉祝行事、また、マスコミ等の情報発信でその効果が絶大であったからだと思います。
 今年の初め、テレビ番組で「今一番行きたい所はどこですか」との問いに、1島根県(出雲大社お詣り)、2徳島県(お遍路)という結果で、今年になっても多くの若い人達、バスツアー客でまだまだ賑わいを見せています。故郷大社町の活性が永く続くことを祈っております。
 故郷では今、参拝客の気持ちのよい「おもてなし」の一環として「笑顔・ようこそ大社・元気なあいさつ」の励行を実践している。私も帰省時に小学生やヘルメット姿の中学生より「おじさん、おはよう」と声をかけられ驚きました。 出雲人は内気な恥ずかしがり屋で他人に声をかけない文化だと思っておりましたが、私達の時代と違い大きな革新だと思いました。 隣町、今市町でもJRの玄関口として同じように子供達のあいさつが展開されていると聞いております。笑顔での「あいさつ運動」を是非続けて欲しいです。
 最後に、会員の皆様に返信ハガキにて「ふるさと会の近隣市町村との共催」について賛否、ご意見をお伺いさせていただきました。現在、出雲市は極めて厳しい財政状況に置かれており、「出身者活動支援補助金」についても、「行財政審議会」の答申で改革が求められ、「補助金の減額、今後の支援も不透明」であるとの通告がありました。 当会としても、「出雲市ふるさと会」で共同開催又は単独開催の選択を迫られる状況です。会員の皆様方のアンケート結果、ご意見をベースに、共同開催又は単独開催を検討し、結論を出したく思います。
 私個人の心情は「大好き 近畿・大社会は永遠に不滅」・・・です・