第17号 2005年 西尾 理弘 出雲市長挨拶
西尾市長の写真
新「出雲市」誕生

 本日ここに第18回近畿・大社会総会が盛会に開催されるにあたり、心よりお祝い申し上げます。
 ご承知のとおり、本年3月22日に出雲地区2市4町である、出雲市、佐田町、多岐町、湖陵町、大社町が合併し、新「出雲市」が誕生したところであります。
 また、4月17日に行われました初の市長選挙において私が市政の重責を担う立場とまりましたが、この間のみなさまからのご支援に感謝いたしますとともに今後ともよろしくお願い申し上げる次第でございます。
 神話のふるさと島根を代表する都市となる新「出雲市」は、人口14万7千余人、豊かな自然環境、世界に誇る観光資源、そして多彩な産業基盤など、限りない発展の可能性を秘めた都市として誕生しました。
 新市においては、それぞれの地域特性や個性を十分に尊重し、「21世紀 出雲の國つくり計画」に基づく着実な事業を推進し、 ”むすんでひらく” 悠久のロマンと夢育む日本のふるさと出雲の國つくり〜を実現することとしております。
 特に旧大社町は出雲大社や日御碕を有する県内最大級の観光地であり、神話と歴史ロマンあふれる広域観光拠点でありました。そこに、昨年度「ご縁広場」掘削を行っていました温泉が湧出し、 泉質はナトリウム-塩化物泉、温度37.4度、湯量毎分290リットルという良質な温泉であることがわかりました。 そこで、この温泉を出雲圏域の観光の起爆剤として、回遊性・滞留性のある魅力と活力のある空間づくりを進め、「神話の夢舞台 出雲」にふさわしいまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。
 さて、貴会のような新市の旧2市4町に関係する出身者会は、関東、近畿、広島などに14ございます。 各会では、それぞれの地域の郷土愛を深めるとともに郷土の応援団として活発に活動されているところでありますが、今後は新出雲市を「ふるさと」とする立場から一層のご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。