第30号 2018年 長岡 秀人 出雲市長挨拶
長岡市長の写真
世界中の誰もが知っている
行ってみたくなる
そして住みたくなる「出雲」を目指して

 ふるさと出雲、大社への想いを胸に、絆を大切にされている近畿・大社会の皆様におかれましては、日々ご清栄のこととお喜び申しあげます。
 このたびは、第31回近畿・大社会総会の開催、誠におめでとうございます。皆さまの郷土を想う活動が長きにわたり継続されていることに対し、心から敬意を表する次第です。
 昨年から、3期目の市政を担わせていただき、山陰の経済、文化をリードする元気な地方都市の実現に向けて邁進しております。
 本年度は、本市が誇る優れた自然や歴史の素晴らしさを国内外に伝える、昨年4月に認定された日本遺産「日が沈む聖地出雲」をはじめ、昨年末に日本ジオパークに認定された「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」、「大山隠岐国立公園満喫プロジェクト」の3つのプロジェクトを本格的に展開し、国内にとどまらず、世界へ出雲の情報発信を引き続き行ってまいります。
 観光誘客については、滞在型の観光地を目指し、出雲大社早朝参拝、「日が沈む聖地出雲」の夕日鑑賞など、出雲での宿泊につながるような魅力的な観光メニューの開発に向け、民間事業者等と連携して取り組んでまいります。外国人観光客の誘客も、ヨーロッパ、台湾、香港を主なターゲットとして、PR動画を配信するなど「IZUMO」の魅力を伝えることで、訪れてみたい地域として、海外から認知されるよう取り組んでまいります。
 また、JRグループによる山陰デスティネーションキャンペーンの取り組みの一環であります新たな観光列車「あめつち」が鳥取市と出雲市の間で運行されます。一方、昨年6月から、JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行が開始され、本市も山陰コース(上り)の立ち寄り観光地となっています。これらを好機と捉え、出雲市ならではの「おもてなしの心」でお迎えするとともに、出雲の多彩な魅力を全国に発信します。
 さらに、出雲の名を全国に発信するため、自動車のナンバープレートの「出雲」ナンバー導入を奥出雲町、飯南町と一緒になって取り組みます。本年度にはデザインを選定し、2020年の交付開始を目指します。
 「日本の心のふるさと出雲」へのご寄附につきまして、毎年多くの会員の皆様方にご協力いただき、厚くお礼申し上げます。今年度も、旅行商品を含めてお礼の特産品の内容、品数を充実させておりますので、引き続きご協力よろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、近畿・大社会のますますのご発展と会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげ、あいさつとします。