第21号 日野 侑(中荒木)
中学校大合併の思い出

 「近畿・大社会」へ出席できるのも、振り返れば大社町と近隣4ヶ村との合併で、新・大社町民となったお蔭かな?と喜んでおります。
 それにより、約60年前の昭和25年4月の大社、遥堪、荒木の各中学校大合併が今でも思い出されます。中学3年に進級した私は「出来ればそのまま荒木中学校で卒業したかったのに・・・」という気持ちでした。 当時、私が住んでいた荒木村は農村地帯でのどかな村でしたが、一方大社町は土産物店等の商店街や食堂、旅館等が多く子供心に都会的な町に憧れも感じていました。
 その反面、近隣の学校の生徒同士による喧嘩もよくあり、中学校合併の話を聞いた時には、農村出身の私は田舎者扱いにされるのではないかという不安な気持ちが強かったように思い出されました。
 しかし、いざ合併して同じ学校で机を並べて勉強することで意外にもすぐに仲良くなることが出来、しかも新中学校の3年生は9組で約450人もおり、 今迄の4倍以上の新しい友達が出来たことを大変嬉しく思っております。又、今回の「近畿・大社会」で同級生の皆さんに再会出来るのも楽しみの一つです。
 最後になりましたが、この大阪の地で「近畿・大社会」を毎年開催していただいております会長をはじめ役員の皆様方のご協力に心から感謝申しあげます。

リターン