第22号 松下 重代 (川方)
ふたつの故郷

 「ご縁」、「なにかのご縁」。「縁」、この字に「ご」が付くとなんだかとても温かな響きを感じます。
 私が、今日、近畿・大社会に楽しく集わせて頂いているのは、・・・私の母の一家が空襲を避けて大阪の堺から大社へと疎開していたのがそもそもの始まりで・・・その後、 年頃だった母と「ご縁」があり父との結婚があったと聞いています。
 私は堺で生まれで、その後転校生で大社に来て育ち、出雲で8年間OLをしながら青春を謳歌し、結婚で関西に参りました。
 故郷の想い出は限りなく・・・。小学生時代に遊んだ旧国鉄大社や、駅前の大梶さん(今は移動になっている?)、中学時代に遊んだ出雲大社や奉納山。 そして青年時代は町の老人福祉協会の「老人と青年の語る会」を発案し実行したりの活動・・・等々。
 本日、近畿・大社会にお越しの皆様はどのような「ご縁」があって関西の人になられたのでしょうか?私は28歳で関西に来てもう30年余が過ぎようとしています。 西六国民学校の疎開児童だった方は「大社は第2の故郷」と仰っていますが、私には、この「関西の地が第2の故郷」になりました。
 本会、故郷、大社の集いで一年に一度出会い、楽しく語り合い(出雲弁で!)、そんな大社会がこれからもずっと続きますように!また、今日まで携わってこられた諸先輩方に只々感謝申し上げます。


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