大社町内の昭和20~30年代の子供の遊びを紹介するサイトです。
神 話 の 出 雲 国・大 社 町
堀川(神光寺川)の川遊び

ターザンごっこ  木の枝にロープを吊るし、ブランコのようにして遊んだ。戻る
落とし穴  子ども時代は、空き地だろうと他所の畑だろうと、皆かけずり回って遊んだ。人の通るところに誰もいない時を見計らって、直径50㎝・深さ50㎝ほどの穴を掘り、木切れや小枝をならべ、その上に新聞紙やセメント袋を載せて周囲と見分けがつかないように掘った穴に土を薄くかける。
 そして、知らぬふりをして、仲間が足を落とすのを待った。捻挫をする子はほとんどいなかった。今日では、穴を掘る場所もなく、このようなことを思いつく子もいません。仮に仕掛けたとしても大きいお叱りを受けることになるでしょう。
木登り  空き地やお寺の境内などに生えている樹木で、股に挟める大きさのものなら皆で当たり前のように登った。枝が折れないか、降りるときはどうするかは、誰に言われなくても皆が身につけていた。木から落ちて大怪我をする子はほとんどいなかった。
竹登り  竹やぶで、孟宗竹に登る競走をした。
飛び降り  脱穀した稲わらの山を目がけて、ハデ場から飛び降りて遊んだ。
スズメ捕り  大きなザルに、ヒモをつけた木の枝でザルを支え、浮いているザルの下に米を撒いてスズメがザルの中に入るのを隠れて待った。スズメが入ると一気にヒモを引きザルを伏せて捕らえた。但し、一度失敗するとそのスズメは二度とザルの下に入ることはなく、真剣勝負の遊びだった。
三角ベース  野球とほぼ同じだが、センカンドベースはなく、ファースト・サード・ホームベースを結んだ三角形のグランドで遊んだ。2チームに分かれたが人数は何人でも良かった。
 バットではなく手で、柔らかいゴムボールを打った。投手は打ちやすいボールを投げ、打ち返されたボールを捕球しランナーをめがけて投げつけ、当てられたらランナーはアウトとなった。
コマ回し  コマ回しには、いろいろな遊びがあった。数名がコマを一緒に投げて、コマが回る時間を競争する。コマとコマをぶつけ合い相手を倒すけんかゴマ。これは木ゴマよりもコマの周りに鉄の輪がついた重量のあるコマが有利だった。そして手の平にのせる遊び。これは斜め下に投げ出すと同時に跳ね上げて、反対の手の平で受けるやり方と、投げた手の平で受けるやり方の2通りがあった。これができない子は地面で回っているコマを人差し指と中指ですくい上げて手の平にのせたりした。  高度な遊びは、コマの綱渡り。手の平で回っているコマをひもの載せる。跳ね上げたコマを両手で張ったひもで受け取る。跳ね上ると同時にひもを肩にかけ、ひもで受け取る。跳ね上げると同時にひもを腰に回し、そのひもで受け取るなど、いろいろ工夫して高度な綱渡りを楽しんだ。
ペッタン  厚いボール紙製で、手の平大の丸型やトランプ型があり、表には力士やプロ野球選手、武者、歌舞伎役者、映画俳優などの写真や絵が貼ってあった。
 遊び方は、町内によって様々だったが、数名がそれぞれ自分のペッタンを地面に置き、交替で自分のペッタンを地面に打ち付ける。その風圧などで相手のペッタンを裏返すと自分のものになる。
 この遊びは、「ホンコ」と「アワザコ」があり、「アワザコ」は遊び終わったら、取ったペッタンは相手に返した。
長馬跳び  まずジャンケンで跳ぶ組と馬になる組を選んだ。馬になる組は先ず壁にもた一人の子の股の間に頭を突っ込む、その子を先頭に次々とお尻の下に頭を突っ込んでいく。
 跳ぶ方は、跳び箱の要領で順番に跳びのっていく。馬の列が長いほど跳び乗るほうは面白いが、跳び乗られる方は衝撃と重さで辛かった。ところによっては馬が潰れると、再度馬の役目しなければならなかった。
肉弾  まず地面にくねくねとした円状の線を引く。その線の外側に広い幅(陣地)や狭い幅の線を一周させて描く。
 次に線の外側と内側の組に分かれる。内側の子は、線と線の間を回る外側の子の邪魔をして通さないようにする。外・内側の子は線を踏んだり線を越えるとアウトとなる。外側の子が、決められた回数外周を回ると勝ちとなる。
 外・内を交互に入れ替わって遊んだ。
チャンバラごっこ  当時は映画の全盛期で、笛吹童子・赤胴鈴之助・旗本退屈男・大菩薩峠・鞍馬天狗などで、主役は片岡千恵蔵・大河内伝次郎・高田浩吉・市川右太衛門・嵐厚寛寿郎・月形龍之介・大友柳太郎・中村錦之助・市川雷蔵・大川橋三などが人気があった。時代劇のクライマックスには、剣劇があり男の子は竹を持って主役気分でチャンバラごっこに夢中になった。
鬼ごっこ  先ず、歌を歌って仲間を集めた。
 「鬼ごっこするもの この指止まれ」
 「早くしないと指切るぞ 指切るぞ 指切った」
 始めに鬼を一人決め、ほかの子は逃げます。鬼に追いつかれタッチされると、その子も鬼となり手をつないでほかの子を追う。大勢の場合、手をつなぐ鬼は二手に分かれる場合もあった。
 「バラテツ」と呼んでいた地区もあったとの記憶がある。バラテツの場合、鬼は手をつながず逃げる子を追いかけた。
ケンケンパ  地面に直径50㎝位の円を一つ、二つ並べて書きます。十個位先に書く大きな円をゴールとした。一つの円はケン(片足)並んだ二つの円はパ(それぞれ右足と左足)これをゴールまで円から外れないように跳んで遊んだ。狭い場所でもできるので、男の子女の子区別なく遊んだ覚えがある。
すもうごっこ  土の上に円を描いて土俵を作り行う相撲以外に手軽に遊べる「すもうごっこ」といってよい遊びがありました。
 ・ツッパリ
 2人で向かい合って立ち、お互いに両手の平を当て押し合います。動くと負けです。
 ・尻ずもう  2人がお尻を合わせて立ち、お互いにお尻をぶつけ合い、足が動いたら負け。
 ・足ずもう
 2人が向かい合い、お互いにすねとすねを当て、足が動いたら負け。
 ・指ずもう
 2人がお互いに向き合い片手をだし、親指を残してお互いに握り相手の親指を押えたら勝ち。
 ・腕ずもう
 お互いにひじをついて手を組んあで押し合い、相手の手の甲を下につけると勝ち。
リムころがし  自転車さんで解体した廃自転車のリム(車輪)を貰い、50~60センチの竹をリムの溝に沿わせて転がして遊んだ。


問い合わせ先 近畿・大社会事務局 山崎 素文 090-9057-4089
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