神 話 の 出 雲 国・大 社 町 |
大社町内杵築地区の乗光寺 |
<杵築地区> |
乗光寺 大字杵築東 宗 派 真宗本願寺派 西本願寺末 本 尊 阿弥陀如来 文 化 財 町指定絵画 紙本墨画竜図襖(三面)・紙本著彩高士図襖(三面) 由 緒 「雲陽誌」[享保二年](1717)には「近来此寺焼失して古記なし」としている。「明細帳」によると、明光上人が出雲大社に参詣したとき、 北島乗光がその弟子となり、貞応元年(1212)に大鳥居の西側に一寺を建立した。上人が出雲大社に参詣したとき、紫雲がたなびいたので紫雲山とし、乗光の名をとって乗光寺とした。 なお、出雲国造世系譜によると、乗光寺の開祖を五十世国造孝綱の弟経孝としている。 「出雲大社御坊乗光寺略縁起」や「杵築古事記」には、乗光寺開基に関する伝説を載せている。(北島隆啓「出雲大社御坊乗光寺略縁起」「大社の史話第四号」) 宝永三年(1706)焼失したが、天保十四年(1843)明実が再建したという。 「杵築古事記」によると、寛文七年の出雲大社遷宮にあたり、大手先に寺があったのではよくないというので、北島家から現在の寺地を与えられ移建したという。 明光伝説は中国地方各地に分布しているが、彼が実際に出雲に巡錫した事実は確かめられない。 |
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