大社町内杵築地区の長谷寺を紹介するサイトです。
神 話 の 出 雲 国・大 社 町

大社町内杵築地区の長谷寺

<杵築地区>

長谷寺ちょうこくじ 大字杵築北
長谷寺の写真 宗  派 真言宗醍醐派 不老山 松林寺末
本  尊 十一面観音菩薩
文 化 財 
由  緒 出雲観音霊場第一番札所。天平年間(729〜49)の開創と伝えられ、現在地の北八町ばかりの滝坂というところに滝があり、 その傍らの大木のもとに観音菩薩が安置されていた。 そこで、山号を柳滝山といい、長い谷川があったので長谷寺といった。
 しかるに、慶安四年(1651)五月大洪水があり、本尊、堂宇ともに流失し、本尊は稲佐浜の灘の海底に沈んでしまった。 ときの住持、不動院浄喜はこれを深く嘆き、海中に向かって日夜祈念したところ、不思議なことに、夜な夜な光ものがあった。 ある夜、浄喜の夢にお告げがあり、自分の身を引き上げてくれよと。そこで、小船にのって八町ばかり沖で網を下ろし、観音菩薩の尊像を引き上げた。 寛文五年(1665)浄喜が中興開山となって、現在地に堂宇を建立した。宝暦四年(1754)の「指出帳」によると、当時は山伏阿仏が住んでいた。

 ご詠歌
 神代より今に絶えせぬ滝の瀬は
 普門の経のみのりなるらん

長谷寺の写真 長谷寺の写真



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