出雲弁


 

出 雲 弁
標 準 語
凡 例
あえでー はみ出る
あじゃる 愚弄する
あだーん 感嘆詞
あった 陰の仕返し こら、「あった」なんかすーでねぇ
あてこ お菓子のくじ 「あてこ」で当たっておまけが貰えた
あどなし 後始末が悪い なんかねこれは、あんたは「あどなし」だがぁ
あばかの かなわぬ あんたは、いくら相手しても「あばかんわ」
あやなし 乱雑 この部屋は「あやが」ねとまっしゃい
あんまし とても・あり余る 近頃、「あんまし」えことがねが
いけず いじめ なんでそげん「いけず」すーだぁ、ぎょうぎすーぞー
いけん だめ そりゃ「いけん いけん」やっちゃ「いけん」がね
いたしこと 辛いこと・しんどいこと 熱があーかね、そりゃ「いたしこと」だね
いぬる 帰る もうごぎゃん時間かね、「いぬる」けんね。またくーわね
いもっちぇ 分家 あそこは、四本松の「いもっちぇ」だわね
いんや 違う それとこれあっちょうかいね?「いんや」あっちょらんが
おながじ ウジ虫
えーし よい人 あのひとは、ちょっこし「えーし」だが
えきてもどぉ 行って帰る
えきゃれ 向こう見ず
えけじご いたずらっ子 あの子は「えけじご」(いけず)でかなわんわ
えけん いけない そーわ「えけん」わね、やめらっしゃい
えすこ うまい具合 良かったね、そりゃ「えすこ」だったわね
えごはご なにもかも もうまいりましたわ、「えごはご」ですけん
えなげな 変な ゆんべ「えなげな」ことがあーましてな
えのー 帰る あらもうごげなじかんで「えのー」 ますわ
えらい きつい 急な坂道で「えら」てかなわんわ
えらくらし いらいらする はやとこしゃっしゃい、いつまでもぐずぐずと「えらくらし」がね
えらしじ いじらしい
おかっつぁん 奥さん
おきしき 好き嫌い
オシノワ 臼庭、タタキ 臼庭オシノワでは何ですけん、上がらっしゃい
おじょる うなる
おせ 大人 あの子はもう「おせ」ですわね
おぞい おそろしい あのせんせいは「おぜ」かったが
おそこ 嘘勝負 なにきばっちょらいかね、「おそこ」だわね、なぁ〜んだ「おそ」かね
おぜほど たくさん サザエが「おぜほど」とれたがね
おちらと ゆっくりと なんかせわしげだね、「おっちらと」していかっしゃい
おちょけもん どうけ者
おてんけ 公然
おとで きょうだい
おまんとこ あなたのところ 午後から「おまんとこ」いくわね
おらだんち 俺たち
おらやかな おだやかな
おんじょ やんま
おんぼらと ほのぼのと温かい きょうは「おんぼらと」しちょーがぁ