灘言葉(大社弁)


あ行  か行  さ行   た行  な行  は行  や〜ら行  リターン
 

灘言葉(大社弁)
意 味
まあた 全部、丸太の材木。
まいしこ うまい具合。いい調子。(きにょうの発表会は まいしこ やらいたとね)
まいまい 美味しいもの(幼児語)。
まいもかぐらも みなすんだ。後の祭り。何もかも終わった。
まがえもん にせもの。(ようできちょうね まがえもん とはおもえんが)
まがたら いばら。三帰来。さるとりいばら。
まくらかす 転がす。(まくらかす だわね 楽に運ばいよ)
まくれる 転ぶ。(自転車で まくれて けがをした)
まげな 大きい。たくさん。(今年の柿は まげに 採れたげな)
ましゃくにあわん 頼りにならない。儲けにならない。(しゃあもん採っても ましゃくにあわん)
またろくや 酒店(小売店)
まっと もっと。もっとたくさん。(まだあーだらが まっと がっしゃい)
まなと 目の周りに出来る水疱。
まめしば あせび。節分に豆を炒る柴。
まより 目やに。
まんくそがわりい 縁起が悪い。(貧乏揺すりはやめらっしゃい まんくそがわりい がね)
まんね 不味い。(だしはいれたかね まんね がね)
まんぱち 嘘。いつわり。(おまんの話は まんぱち ばっかだがね)
みあわせもない 分別がない。考えがあまい。
みがすく 痩せる。(三日寝込んで みがすいた)
みぐ こわす。(またいじっちょうかね みぐ と許さんぞ)
みさんこ 向こう見ず。
みじあび 海水浴。水遊び。(稲佐に みじあび いかこい)
みちけ 短い。(やんな みちけて 届かんが)
みてさんぶ いい加減。つれなくする。
みてな 無体な。
みな 蜷(にな)。
みなんと 胸。胸の内。
みにあやな 栄養になる。身体のためになる。
みみうち 内緒話。(きにょーその件で、みみうち されましたが)
みみこえ 忌み声。不平不満。
みゃあ 参拝する。(これからお宮に みゃあらこい)
みやす 簡単。安産(うみやすくなる)。(なぁ〜んだ みやすに 解け〜がね)
みりんぼ 何でも見たがる。好奇心が強い。
むさんこ 向こう見ず。
むらかた 町方に対しての村方。
むらさ むらさめ。さっと降ってもすぐやむ雨。
めくり カルタ。(この子は めくり が好きでね。)
めぐ こわす。(ラケット貸すはえだども めぐ だねぞ。)
めぐり すりこぎ
めげる こわれる。(まくれて自転車が めげたが)
めごめご さっぱりする。
めっと 蜻蛉(かげろう)の雌。
めつらこつら あたりかまわず。
めどがつく 針孔。大体の見当がつく。(ようやく めどがついて ほっとしました。)
めどん 視力が衰える。
めのこざんにょ 暗算。
めのは わかめ。
めめず みみず。
めんだな 面倒くさい。(そこまでやらんといけんかね。めんだな。)
めんめ おやつ。菓子。
もくろめ もぐら。
もぐれさばる 沢山でまつわりつく。
もじ 茅の穂。
もしる むしる。(柿を もしって食べたら 美味しいが。)
もそぶ 持つ。持ち上げる。(あそこまで もそんで ごしない)
もちゃげる 持ち上げる。(もうちょっと もちゃげると いいあんばいだが)
もちゃもちゃ 手ぬるい。
もつしえる はずれる。ちぎれる。(おっきゃん魚がくって もっしぇーたが)
もっけなかお 驚いた時の顔の表情。きょとんとした顔。
もつる 巻き取る。巻く。(はやとこ もつらんと にげらいぞ)
もどし 帰り。(どこいかいかね もどしに 寄ってごしない)
もとらじ わからずや。短気な人。
もとらん 理不盡。
ものいり 費用がかかること。(今月は ものいりで あばかんわ)
ももくちゃ もみくちゃ。ぐちゃぐちゃにする。(ももくちゃに すーだねが 後がやれんがね)
ももする 手をこすり合わせる。物をぐちゃぐちゃにする。
ももたぶら 太もも。
もろもき 裏白。正月の飾りに使う。(昼から もろもき 採りに行く)